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Webサイトと一言で言っても、その目的や役割は多種多様です。「なんとなく流行っているから」という理由で制作しても、期待する成果は得られません。
主要な3つの目的別Webサイト「コーポレートサイト」「採用サイト」「LP(ランディングページ)」に焦点を当て、それぞれの特性、必要な要素、成功のための作り方をウェビデザインが解説します。
1. コーポレートサイト:企業の「顔」として信頼性を高める
1-1. コーポレートサイトとは?
企業が持つ基本的な情報(会社概要、事業内容、実績、ニュース、お問い合わせ先など)を網羅的に発信するWebサイトです。企業の信頼性、権威性、透明性を高め、ステークホルダー(顧客、取引先、株主、求職者など)に安心感を与える「企業の顔」としての役割を担います。
1-2. 主な目的
- 企業情報の発信と信頼性向上: 会社の公式情報を提供し、信用を得る。
- ブランドイメージの確立: 企業理念やビジョンを伝え、ブランド価値を構築する。
- IR情報の発信: 投資家や株主向けに財務情報などを公開する。
- お問い合わせの獲得: サービスや事業に関する相談窓口を提供する。
1-3. 必要な要素と作り方のポイント
| 必須要素 | 作り方のポイント |
| 会社概要 | 正確で最新の情報(商号、所在地、代表者、資本金など)を記載。 |
| 事業内容/サービス紹介 | 提供する商品やサービスの全体像と強みを分かりやすく説明。 |
| 企業理念/ビジョン | 企業の哲学や目指す方向性を示し、共感を呼ぶコンテンツに。 |
| ニュース/IR情報 | 定期的に更新し、企業の活動状況や透明性をアピール。 |
| 実績/導入事例 | 過去の成功事例を具体的に示し、信頼性を高める。 |
| お問い合わせフォーム | 確実に機能し、ユーザーが気軽に連絡できるよう導線を明確に。 |
| デザイン | 信頼感とプロフェッショナルさを重視。堅実で洗練されたデザインが基本。企業のブランドカラーを統一。 |
| SEO対策 | 企業名や事業内容に関連するキーワードで上位表示を目指す。 |
2. 採用サイト:企業の魅力を伝え、優秀な人材を獲得する
2-1. 採用サイトとは?
採用活動に特化したWebサイトです。求人情報だけでなく、企業文化、社員インタビュー、仕事内容の詳細、福利厚生など、求職者が「ここで働きたい」と思えるような情報を多角的に発信し、応募意欲を高めることを目的とします。
2-2. 主な目的
- 応募者数の増加: 企業の魅力を最大限に伝え、応募を促す。
- ミスマッチの防止: 企業文化や働き方を具体的に示し、入社後のギャップを減らす。
- 採用コストの削減: 求人媒体への依存度を下げ、自社で採用力を高める。
- 企業ブランディング: 採用活動を通じて企業イメージを向上させる。
2-3. 必要な要素と作り方のポイント
| 必須要素 | 作り方のポイント |
| 募集要項/採用フロー | 職種ごとの具体的な仕事内容、必要なスキル、選考プロセスを明記。 |
| 社員インタビュー | リアルな声で職場の雰囲気ややりがいを伝える。写真や動画を活用。 |
| 企業文化/働く環境 | どのような価値観で働き、どのような社風か具体的に説明。福利厚生も。 |
| 一日のスケジュール | 職種ごとの具体的な業務の流れを紹介し、入社後のイメージを掴ませる。 |
| 代表メッセージ | 経営者のビジョンや想いを伝え、共感を促す。 |
| 応募フォーム/採用情報への導線 | 応募まで迷わない、スムーズな導線を設計。 |
| デザイン | 企業の魅力や雰囲気を伝えるデザイン。若手向けであればトレンド感、安定感を重視するなら堅実さ。写真や動画を多用し、動的な表現も有効。 |
| SNS連携 | 企業の公式SNSと連携し、よりカジュアルな情報発信も行う。 |
3. LP(ランディングページ):特定のアクションを最大限に引き出す
3-1. LP(ランディングページ)とは?
リスティング広告やSNS広告などから流入したユーザーに対し、特定の「コンバージョン(購入、資料請求、問い合わせなど)」を一点突破で獲得することを目的とした単一のページです。他のページへの移動を極力排除し、ユーザーが迷わず最終目標に到達できるよう設計されます。
3-2. 主な目的
- コンバージョン率(CVR)の最大化: 広告からの流入を効率的に成果に結びつける。
- 特定の商品/サービスの売上向上: 一つの商品やキャンペーンに特化して訴求する。
- 見込み客(リード)の獲得: 資料請求や無料体験の申し込みを促す。
3-3. 必要な要素と作り方のポイント
| 必須要素 | 作り方のポイント |
| ファーストビュー | ユーザーが最初に目にする部分。魅力的なキャッチコピーとビジュアルで引きつける。 |
| ユーザーの課題提起 | ターゲットが抱える悩みを明確にし、共感を呼ぶ。 |
| ベネフィット訴求 | 商品やサービスが、ユーザーの課題をどのように解決し、どのような利益をもたらすか具体的に示す。 |
| 信頼性・権威性の証明 | お客様の声、実績、受賞歴、メディア掲載情報、専門家の推薦などを掲載。 |
| 商品/サービスの詳細 | 特長、価格、導入プロセスなどを分かりやすく説明。 |
| CTA(Call To Action) | **問い合わせ、購入、申し込みなど、次の行動を促すボタン。**目立つ色で、複数箇所に設置。 |
| フォーム | 入力項目は最小限にし、ユーザーがストレスなく入力できるよう最適化。 |
| デザイン | コンバージョンに特化したデザイン。視覚的な誘導、メリハリのある構成、訴求力の高い画像・動画。A/Bテストを前提とした柔軟性も重要。 |
| 入力フォームの最適化(EFO) | フォームの離脱を防ぐための工夫(入力補助、エラー表示の分かりやすさなど)。 |
まとめ:目的に合わせたWebサイトで成果を最大化する
コーポレート、採用、LP。どのWebサイトも、明確な目的とターゲット設定に基づいた戦略的な設計が不可欠です。
ウェビデザインは制作から保守管理まで一貫したサポートを提供
ウェビデザインでは、お客様のビジネス目標を深く理解し、それぞれの目的に合わせた最適なWebサイト制作をご提案しています。
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