「バックアップ?なんとなくやっておいた方がいいのはわかるけど、まだやっていない」
そう思っているWordPressサイトのオーナーは、実は非常に多いです。しかし、バックアップを怠ったことで、復旧に時間や費用がかかったり、最悪の場合はデータを戻せなくなったりするケースがあります。
この記事では、実際に起きた被害事例をもとにバックアップの重要性をお伝えし、今すぐできる具体的な対策方法を解説します。ウェビデザインは京都を拠点に、170社以上のホームページ制作実績と、120社以上の保守管理実績をもとに、WordPressサイトの安全な運用をサポートしています。
バックアップなしで起こった実際の被害事例
事例1:ハッキングによるサイト完全消失
ある飲食店オーナーが、数年かけてブログ記事を100本以上書いてきたWordPressサイト。ある日突然、サイトにアクセスすると見知らぬ外国語のページが表示されるようになりました。
ハッキングによる改ざんでした。サーバー会社に問い合わせたところ、バックアップデータがないため、元の状態への完全復旧は非常に困難でした。数年分のコンテンツを失い、SEOで積み上げてきた評価にも大きな影響が出ました。
事例2:プラグイン更新後のサイト崩壊
ECサイトを運営している事業者が、プラグインを更新したところ、他のプラグインとの競合が発生。商品一覧ページが真っ白になり、注文が一切受け付けられない状態に。
更新前のバックアップがあれば、復旧作業を大幅に短縮できた可能性があります。バックアップがなかったため、エンジニアに復旧を依頼する羽目に。復旧費用は5万円以上、ショップが止まった期間の機会損失も含めると被害は甚大でした。
事例3:サーバー障害によるデータ消失
レンタルサーバーの障害でデータが消失したケース。「サーバー会社がバックアップしてくれているはず」と思い込んでいたオーナーが、問い合わせて初めてサーバー側のバックアップが有効になっていなかったことに気づきました。
これらはすべて、バックアップがあれば被害を最小限に抑えられた可能性があるケースです。バックアップは「念のため」ではなく、サイト運営における最低限の備えです。
手動 vs 自動バックアップの比較
WordPressのバックアップ方法は大きく「手動」と「自動」の2種類に分かれます。
| 項目 | 手動バックアップ | 自動バックアップ |
|---|---|---|
| 作業の手間 | 毎回自分で実施が必要 | 設定後はほぼ不要 |
| バックアップの確実性 | 忘れるリスクあり | 定期的に自動取得 |
| コスト | 無料 | プラグイン・ストレージ費用が必要な場合あり |
| 向いている人 | 更新頻度が極めて少ないサイト | 多くのWordPressサイト |
※大規模EC・会員サイトでは、サーバー側バックアップや専門的な設計が必要になる場合があります。
手動バックアップの手順
手動の場合、以下の2つをセットでバックアップする必要があります。
- WordPressファイル一式:FTPソフト(FileZillaなど)でサーバーに接続し、
public_html以下のファイルをすべてダウンロード - データベース:レンタルサーバーのコントロールパネルからphpMyAdminにアクセスし、データベースをエクスポート
どちらか一方だけでは不完全なバックアップになります。また、更新のたびに手動で行う必要があるため、更新頻度が高いサイトには現実的ではありません。
自動バックアップがおすすめな理由
「バックアップを忘れた」が最大のリスクです。自動バックアップを設定しておけば、最後のバックアップ取得日以降の変更のみが失われるリスクになります。WordPressプラグインを使えば、設定は一度だけ。あとは自動で定期的にバックアップが取得されます。
おすすめプラグイン2選と設定手順
1. UpdraftPlus
有効インストール数300万以上の、非常に利用者が多いWordPressバックアッププラグインです。無料版でも十分な機能があり、スケジュール設定・クラウドストレージへの自動保存・ワンクリック復元が可能です。
基本的な設定手順:
- WordPress管理画面 → プラグイン → 新規追加 → 「UpdraftPlus」で検索してインストール・有効化
- 設定 → UpdraftPlus → 「設定」タブを開く
- ファイルのスケジュール:「週次」または「日次」を選択
- データベースのスケジュール:「日次」を推奨
- リモートストレージ:Google DriveやDropboxを選択し、認証を完了
- 「変更を保存」→「今すぐバックアップ」で初回バックアップを実行
復元は、取得したバックアップの横にある「復元」ボタンをクリックするだけ。技術的な知識がなくても直感的に操作できます。
2. WPvivid Backup Plugin
バックアップ・復元・移行機能を備えた、使いやすいバックアッププラグインです。無料版でもスケジュールバックアップ・クラウドストレージへの自動保存・ワンクリック復元・移行(マイグレーション)機能まで備えており、コストパフォーマンスに優れています。
なお、バックアッププラグイン自体も古いまま放置すると脆弱性リスクになる場合があります。導入後も定期的に更新し、公式情報を確認しましょう。
基本的な設定手順:
- WordPress管理画面 → プラグイン → 新規追加 → 「WPvivid Backup Plugin」で検索してインストール・有効化
- 管理画面左メニューに「WPvivid Backup」が追加されるのでクリック
- 「Remote Storage」タブ:Google Drive・Dropbox・Amazon S3などの保存先を設定・認証
- 「Schedule」タブ:バックアップの頻度(日次・週次など)と保存する世代数を設定
- 「Backup & Restore」タブ:「Backup」ボタンで初回バックアップを手動実行して動作確認
- スケジュール設定後は自動でバックアップが取得されます
復元は「Restore」ボタンをクリックするだけで完結します。UpdraftPlusと比べてUIがシンプルで直感的なため、WordPressに不慣れな方にも扱いやすいプラグインです。サイトの移行(引越し)機能も備えているため、サーバー移転の際にも活躍します。
バックアップの保存先と頻度の目安
保存先は「サーバー外」が鉄則
バックアップをサーバー内だけに保存するのは危険です。サーバーごと障害や攻撃を受けた場合、バックアップも同時に失われます。必ずサーバーとは別の場所に保存してください。
推奨する保存先:
- Google Drive(Googleアカウント全体で15GBまで無料)
- Dropbox(2GBまで無料)
- Amazon S3(従量課金・低コスト)
- 自分のPC・外付けHDD(オフラインバックアップとして)
複数の保存先に分散させると、より安全です。
バックアップ頻度の目安
| サイトの種類 | 推奨頻度 |
|---|---|
| 更新頻度が低い情報サイト | 週1回 |
| ブログ・ニュースサイト(週1〜2回更新) | 週2〜3回 |
| ECサイト・予約サイト(毎日更新) | 毎日 |
| データベース(注文・お問い合わせ情報) | 毎日 |
更新頻度が高いほど、バックアップの間隔は短くすべきです。「最後のバックアップ以降の変更はすべて消える」と考えると、頻度の重要性が実感できます。
保守管理会社に任せるメリット
バックアップの設定・管理を自分で行うことは可能ですが、以下のような問題が現実的に起きやすいです。
- プラグインの設定を間違えて、バックアップが取れていなかった
- クラウドストレージの容量が満杯になり、バックアップが停止していた
- バックアップは取れていたが、復元方法がわからなかった
- 更新のたびに手動確認が必要で、本業が忙しくて後回しになった
ウェビデザインでは、月額の保守管理費の中でバックアップの設定・定期確認・万が一の際の復元対応まですべて代行します。
お客様側の作業負担を大きく減らせます。
「バックアップってそもそも何を設定すればいいかわからない」という方も、「一度設定したけど正しく動いているか不安」という方も、まずはご相談ください。
ウェビデザインの保守管理プランは、制作プランとセットでご提供しています。制作からバックアップ・セキュリティ・アップデートまで、すべてワンストップで対応できる京都唯一の体制を整えています。
まとめ
- バックアップがないと、ハッキング・プラグイン競合・サーバー障害でサイトが完全消失するリスクがある
- 手動バックアップは忘れるリスクが高いため、自動バックアップが基本
- UpdraftPlusまたはWPvividを使えば、無料で自動バックアップを設定できる
- 保存先はサーバー外のクラウドストレージに分散保存するのが鉄則
- 設定・管理・復元まで任せたい場合は保守管理会社への依頼が確実
「設定が難しそう」「本業が忙しくてとても管理できない」という方は、ウェビデザインの保守管理プランをご検討ください。
- WordPress保守管理が必要な理由はこちら → WordPress保守管理とセットで頼むべき理由
- WordPressのセキュリティ対策についてはこちら → あなたのWordPress大丈夫?
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