WordPressの構造を理解する｜主要5要素と仕組みを徹底解説

Ebise
2023-05-11
カテゴリー: Web制作事例

WordPressの仕組みを解き明かす！サイトを支える5つの主要要素

ウェブサイトやブログを作る際に、多くの人が利用しているWordPress。世界中のウェブサイトの40%以上がWordPressで構築されていると言われるほど、その人気は絶大です。しかし、「WordPressを使っているけど、具体的にどう動いているの？」と疑問に思ったことはありませんか？

WordPressは、単に記事を書くだけのツールではありません。様々な要素が複雑に連携し合うことで、多様な機能を持つウェブサイトを実現しています。今回は、WordPressの根幹を成す主要な5つの要素とその役割を、初心者にも分かりやすく解説します。これらの要素を理解することで、WordPressをより深く使いこなし、問題解決やカスタマイズの幅を広げられるはずです。

1. コア（Core）：WordPressの心臓部

WordPressのコアは、システム全体の土台となる最も基本的な部分です。PHPというプログラミング言語で書かれており、WordPressの基本的な機能やデータベースの管理、テンプレートエンジン（後述のテーマを動かす仕組み）などが含まれています。

例えるなら、自動車のエンジンや骨格にあたる部分です。このコアがあるからこそ、WordPressは安定して動き、様々なウェブサイトの土台として機能します。セキュリティアップデートや機能改善の際には、このコアが更新されます。

2. テーマ（Theme）：サイトの「見た目」を決める衣装

ウェブサイトのテーマは、その見た目やデザイン、レイアウトを定義するファイル群です。HTML、CSS、JavaScriptといったウェブ技術で作られており、コアから取得したコンテンツをどのように表示するかを決定します。

テーマは、サイトの「衣装」のようなものです。同じコンテンツでも、テーマを変えるだけで、ウェブサイトの印象はガラリと変わります。ブログサイト向けのシンプルなものから、企業サイト向けのリッチなデザイン、ECサイト向けの多機能なものまで、数多くのテーマが存在し、自由に選んで適用できます。

3. プラグイン（Plugin）：機能を追加する拡張パーツ

プラグインは、WordPressの機能を拡張したり、新しい機能を追加したりするためのソフトウェアコンポーネントです。WordPress自体には備わっていない機能を、必要に応じて後から追加できます。

例えば、「お問い合わせフォームを設置したい」「SEO対策を強化したい」「画像をギャラリー形式で表示したい」といった場合、それぞれの目的に合ったプラグインをインストールして有効化するだけで、手軽に機能を追加できます。プラグインは、WordPressのカスタマイズ性を飛躍的に高める「魔法の道具」とも言えるでしょう。