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ホームページ移管で失敗しないための基礎知識
ホームページの運営を続けていると、「サーバーの表示速度が遅い」「維持費が高い」「サポート対応に不満がある」といった理由で、「ホームページ移管」を検討する時期が必ず訪れます。
しかし、単純にファイルをコピーするだけでは完了しません。「ドメイン移管」、「サーバー移行」、「データ移行」という3つの専門的な作業が必要になります。
この記事では、2025年最新の情報をもとに、初心者でも安全にホームページ移管を成功させるための手順を、SEO対策も含めて詳しく解説します。
目次
- ホームページ移管とは?3つの移管パターンを理解しよう
- Part1:ドメイン移管の完全手順【失敗しないポイント付き】
- Part2:サーバー移行の完全手順【WordPressサイト対応】
- Part3:SEO対策とドメイン・URL変更時の注意点
- FAQ:ホームページ移管でよくある質問
- 安全なホームページ移管を成功させるポイント
ホームページ移管とは?3つの移管パターンを理解しよう
ホームページの移管には以下の3つのパターンがあります:
1. ドメイン移管
ドメイン名(例:example.com)の「管理会社を変更」すること
2. サーバー移行
ウェブサイトデータが保存されている「レンタルサーバーを変更」すること
3. ドメイン+サーバー移管
ドメインとサーバーの「両方を同時に変更」すること
多くの場合、コスト削減や環境改善を目的として、これらを同時に行うケースが増えています。
Part1:ドメイン移管の完全手順【失敗しないポイント付き】
ドメイン移管が必要になるケース
- 現在のドメイン管理会社の年間費用が高い
- 複数ドメインを一元管理したい
- サーバー移行と合わせて管理を統一したい
- 現在の管理会社のサポート体制に不満がある
事前準備:移管前に必ず確認すべき項目
ドメインの有効期限をチェック
ドメイン有効期限まで「60日以上」残っている必要があります。期限が近い場合は先に更新を済ませましょう。
WHOIS情報の確認
登録者メールアドレスが受信可能な状態か確認してください。認証メールがこのアドレスに送信されます。
ドメインロック状態の確認
多くの管理会社で初期設定でドメインロックが有効になっています。移管前に解除が必要です。
ドメイン移管の具体的手順
ステップ1:現在の管理会社でAuthCode取得
- 現在のドメイン管理会社の管理パネルにログイン
- 該当ドメインの設定画面を開く
- AuthCode(認証コード)を発行・取得
- ドメインロックを解除
重要:AuthCodeは他人に知られると不正移管される危険があるため、厳重に管理してください
ステップ2:新しい管理会社で移管申請
- 移管先の管理会社で移管申請
- ドメイン名とAuthCodeを入力
- 移管費用の支払い(多くの場合、1年分の更新料込み)
ステップ3:移管承認と完了確認
- 登録者メールアドレスに承認依頼メールが到着
- メール内のリンクから移管を承認
- 通常「5-7日」で移管完了
ドメイン移管時の注意点とトラブル対策
注意点 | 対策方法 |
---|---|
移管中のネームサーバー変更制限 | 移管完了後に変更予定を立てる |
メール受信設定 | 移管関連メールを確実に受信できるよう設定確認 |
移管拒否される場合 | ドメイン登録から60日経過していない可能性をチェック |
Part2:サーバー移行の完全手順【WordPressサイト対応】
サーバー移行を検討すべきタイミング
- 表示速度が3秒以上かかっている
- 月間アクセス数の増加に現在のサーバーが対応できない
- サーバー費用を削減したい
- SSL証明書やバックアップ機能などの標準サービスを利用したい
事前準備:移行前の重要なチェックリスト
データバックアップの完全取得
- ファイルバックアップ
- FTPソフトで全ファイルをダウンロード
- WordPressの場合:wp-content、wp-config.phpを必ず含める
- データベースバックアップ
- phpMyAdminからSQLファイルをエクスポート
- WordPressの場合:wp_プレフィックスのテーブル全てが対象
- メール設定の確認
- 現在使用中のメールアドレス一覧を作成
- メールボックス容量と転送設定をメモ
サーバー移行の具体的手順
ステップ1:新サーバー契約と初期設定
- 移行先レンタルサーバーの契約
- コントロールパネルの動作確認
- PHP・MySQL バージョンの互換性確認
ステップ2:テスト環境でのサイト構築
- ファイルアップロード
推奨FTPソフト:
- FileZilla(無料)
- WinSCP(Windows)
- Cyberduck(Mac)
- データベース作成・インポート
- 新サーバーでMySQLデータベースを作成
- バックアップしたSQLファイルをインポート
- 設定ファイルの修正
// WordPress wp-config.php 設定例
define('DB_NAME', '新データベース名');
define('DB_USER', '新データベースユーザー名');
define('DB_PASSWORD', '新データベースパスワード');
define('DB_HOST', '新データベースホスト');
ステップ3:WordPressサイトのURL書き換え
WordPressの場合、データベース内のURLを新環境用に書き換える必要があります:
- Search Replace DBツールの使用(推奨)
- WP-CLIコマンドでの一括置換
- phpMyAdminでの手動SQL実行
注意:URL書き換えは必ずテスト環境で行い、本番反映前に動作確認を徹底してください
ステップ4:動作確認とテスト
確認すべき項目:
- 全ページの表示確認
- お問い合わせフォームの送信テスト
- 会員ログイン機能(ある場合)
- ECサイト決済機能(ある場合)
- 画像・CSS・JavaScriptの読み込み確認
ステップ5:DNS切り替えとネームサーバー変更
- ドメイン管理画面でネームサーバーを変更
- DNS浸透(伝播)の待機(最大72時間)
- 旧サーバーでのアクセスログ監視
サーバー移行後の必須チェック項目
SSL証明書の設定確認
確認方法:
1. https://でサイトにアクセス
2. ブラウザアドレスバーに鍵マークが表示されるか
3. 混在コンテンツ(Mixed Content)エラーの有無
Googleアナリティクス・サーチコンソール設定確認
- サイトURLに変更がある場合は再設定
- プロパティの追加・変更通知
- サイトマップの再送信
Part3:SEO対策とドメイン・URL変更時の注意点
URLが変更になる移管でのSEO対策
ドメイン変更を伴う移管では、検索順位に影響が出る可能性があります。以下の対策を必ず実施してください:
1. 301リダイレクト設定
# .htaccess での301リダイレクト例
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^old-domain\.com$ [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://new-domain.com/$1 [R=301,L]
2. Google Search Console でのサイト移転通知
- 新ドメインをSearch Consoleに追加
- 「サイトの移転」ツールで移転を通知
- サイトマップを新ドメインで再送信
3. 外部サイトでの被リンク更新依頼
- 重要な被リンクサイトに連絡
- SNSのプロフィールURL更新
- 名刺・パンフレット等の印刷物も忘れずに変更
移管後のSEOモニタリング
監視すべき指標
- 検索順位(重要キーワード)
- オーガニック検索流入数
- インデックス数(site:検索で確認)
- 表示速度(PageSpeed Insights)
移管後1-3ヶ月は重点的に監視し、問題があれば迅速に対応しましょう。
FAQ:ホームページ移管でよくある質問
Q1. 移管作業中にサイトが見られなくなりますか?
A. 適切な手順で行えば、ほとんどダウンタイムなしで移管できます。DNS切り替え時に数分程度アクセスできない場合がありますが、通常は問題ありません。
Q2. WordPressサイトの移管にかかる時間は?
A. サイト規模により異なりますが、一般的には:
- 小規模サイト(〜50ページ):半日〜1日
- 中規模サイト(〜500ページ):2-3日
- 大規模サイト(500ページ以上):1週間以上
Q3. メールアドレスも一緒に移行できますか?
A. はい。ただし事前にメールデータのバックアップと、新サーバーでのメール設定が必要です。IMAPの場合は比較的スムーズに移行できます。
Q4. 移管後に問題が発生した場合の対処法は?
A. 事前に取得したバックアップから旧サーバーに戻すことができます。重要なのは作業前の完全バックアップです。
Q5. 移管を専門業者に依頼する場合の相場は?
A.
- 簡単なサイト移管:3-5万円
- WordPressサイト移管:5-10万円
- ECサイト等複雑なサイト:10万円以上
安全なホームページ移管を成功させるポイント
ホームページ移管は正しい手順で行えば、サイトの表示速度向上、コスト削減、機能向上など多くのメリットが得られます。
成功のための5つのポイント
- 事前の入念な計画とスケジュール策定
- 完全なバックアップの取得
- テスト環境での十分な動作確認
- SEO対策(301リダイレクト等)の実施
- 不安な場合は専門業者への依頼を検討
ホームページの引っ越しは、ウェブサイトをより良い環境で運営し続けるための重要なステップです。ドメイン移管、サーバー移管、サイトデータ移行という各ステップにおいて、事前の準備と正確な手続きが求められます。
特に、データベースの扱い、URLの書き換え、ネームサーバーの切り替えといった専門的な部分は、慎重に進める必要があります。
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