【京都一格安】ホームページ制作・管理

Blog about the website

HTMLサイトとCMSサイトの違いを徹底解説!メリット・デメリット、選び方、SEOまで

ウェブサイトのバックエンド設定画面のクローズアップ。サイトの基本情報や各種設定を行う様子が伺える。

ウェブサイト制作の二つの道:HTMLサイトとCMSサイト、どちらを選ぶべきか?

ウェブサイトを立ち上げようと考えたとき、最初に直面する選択肢の一つが「HTMLサイト」と「CMSサイト」のどちらを選ぶかという問題です。どちらもウェブサイトを構築するための方法ですが、その仕組み、メリット、デメリット、そして運営スタイルは大きく異なります。

「手軽に始めたいけど、将来的には拡張性も欲しい」「プログラミングは苦手だけど、自由にデザインしたい」といった様々な要望に対し、それぞれのサイト形式がどのように応えてくれるのか。この記事では、HTMLサイトとCMSサイトの根本的な違いを深掘りし、それぞれの特徴と、あなたの目的やスキルレベルに合わせた最適な選択肢を見つけるためのヒントを徹底解説します。

1. HTMLサイト(静的サイト)とは?

HTMLサイトは、HTML、CSS、JavaScriptなどのファイルを手動で記述し、それらを直接サーバーにアップロードして表示するウェブサイトです。一度作成されたページは、特別な操作をしない限り内容が変化しないため、「静的サイト」とも呼ばれます。

メリット:

  • 【高速性】サーバーからファイルを直接読み込むため、データベースへのアクセスや動的な処理が不要で、表示速度が非常に高速です。これはユーザー体験向上とSEOにも有利に働きます。
  • 【高いセキュリティ】データベースやプログラムが関係しないため、CMSに比べてハッキングの標的になりにくく、セキュリティリスクが低いとされています。
  • 【安定性】プログラムの不具合やデータベースのクラッシュといった動的な要因によるトラブルが起こりにくいです。
  • 【低コスト(サーバー側)】動的な処理が少ないため、比較的安価なレンタルサーバーでも運用可能です。

デメリット:

  • 【更新の手間】ページの追加や内容の更新には、HTMLファイルを直接編集し、サーバーにアップロードする作業が必要です。プログラミングの知識がないと難しい場合が多く、専門業者への依頼が必要になることもあります。
  • 【拡張性の限界】複雑な機能(お問い合わせフォームの自動処理、コメント機能、ユーザー管理など)の実装には、個別のプログラミングが必要となり、時間とコストがかかります。
  • 【複数人での管理の難しさ】複数人で分担してコンテンツを作成・管理する場合、ファイル管理が煩雑になりがちです。

こんなケースにおすすめ:

  • 会社の紹介ページやポートフォリオサイトなど、『ほとんど更新がなく、情報量が少ない』サイト。
  • 高速表示とセキュリティを最優先したい『ランディングページ(LP)』。
  • HTMLやCSSなどの『プログラミング知識がある』、または学習意欲のある個人。

2. CMSサイト(動的サイト)とは?

CMS(コンテンツ管理システム)サイトは、WordPressに代表されるようなシステムを利用して構築されるウェブサイトです。コンテンツ(テキスト、画像など)とデザイン(テンプレート)が分離されており、データベースに保存された情報を元に、アクセスするたびにページが生成されるため、「動的サイト」と呼ばれます。

最も有名なCMSは『WordPress』ですが、他にもECサイトに特化した「EC-CUBE」や、より大規模なサイト向けの「Drupal」「Joomla!」など、様々なCMSが存在します。

メリット:

  • 【更新のしやすさ】プログラミングの知識がなくても、管理画面から直感的にコンテンツの追加・編集が可能です。ブログ記事の投稿、お知らせの更新などが簡単に行えます。
  • 【拡張性】プラグインやモジュールを追加することで、お問い合わせフォーム、EC機能、SNS連携、SEO対策など、様々な機能を簡単に追加できます。
  • 【デザインの柔軟性】テーマやテンプレートを切り替えるだけで、サイトのデザインを簡単に変更できます。
  • 【複数人での管理】ユーザー管理機能が充実しており、役割分担をして複数人でコンテンツを管理しやすいです。
  • 【SEO対策のしやすさ】SEOに役立つ機能やプラグインが豊富に用意されているため、初心者でも基本的なSEO対策を行いやすいです。

デメリット:

  • 【セキュリティリスク】データベースやプログラムを使用するため、不正アクセスや脆弱性を狙った攻撃の標的になりやすいです。定期的なアップデートやセキュリティ対策が不可欠です。
  • 【表示速度】HTMLサイトに比べて、動的な処理が必要なため、表示速度が若干遅くなる傾向があります(ただし、キャッシュ機能などで改善可能)。
  • 【サーバーコスト】データベースを使用するため、HTMLサイトに比べてサーバーの性能が求められ、コストが高くなる場合があります。
  • 【学習コスト】管理画面の操作やプラグインの選定、トラブルシューティングなど、ある程度の学習コストがかかります。

こんなケースにおすすめ:

  • ブログやニュースサイトのように、『頻繁にコンテンツを更新する』サイト。
  • 『ECサイトや会員サイト』など、複雑な機能が必要なサイト。
  • プログラミング知識はなくても、『自分でサイトを管理・更新していきたい』個人や企業。
  • 将来的に『機能拡張の可能性がある』サイト。

あなたに最適な選択はどちらか?

HTMLサイトとCMSサイト、どちらを選ぶべきかは、あなたのウェブサイトの『目的、必要な機能、更新頻度、予算、そしてあなたのスキルレベル』によって異なります。

項目HTMLサイト(静的サイト)CMSサイト(動的サイト)
目的更新が少ない、情報提供のみ頻繁な更新、機能拡張、ブログ、ECなど
更新頻度低い高い
必要な知識HTML, CSS, JavaScriptなど、プログラミング知識必須管理画面操作ができればOK。プログラミング知識は不要な場合が多い
セキュリティ高い(標的になりにくい)定期的な対策必須(標的になりやすい)
拡張性低い(個別開発が必要)高い(プラグインなどで容易に拡張)
表示速度速いやや遅い(キャッシュなどで改善可能)
初期費用プロに依頼する場合、CMSより高くなることもテンプレート利用なら比較的安価。カスタマイズ次第。
運用費用低い(更新がなければ)定期的なアップデート、セキュリティ対策、サーバー維持費など

まとめ:ウェブサイトの「未来」を見据えた選択を

HTMLサイトとCMSサイト、それぞれに異なる強みと弱みがあります。どちらが優れているということではなく、『あなたの「ウェブサイトで何をしたいのか」という目的に最も合致した方を選ぶ』ことが重要です。

もし、将来的にブログ機能を追加したい、商品を販売したい、頻繁に情報を更新したいと考えているのであれば、たとえ初期の学習コストがかかってもCMSサイト(特にWordPress)を選ぶ方が、結果的に長期的な運用がスムーズになるでしょう。

一方で、シンプルで堅牢な、ほとんど更新のないサイトを求めるのであれば、HTMLサイトの選択肢も十分に魅力的です。

ウェブサイト制作は、単に「作ること」がゴールではありません。その後の「運用」や「成長」を見据えて、最適な基盤を選ぶことが、成功への第一歩となるでしょう。

当社では、CMS(WordPressのElementor)でのみの制作に特化することにより制作・管理のコストを大幅に抑えています。サイト制作・管理でお困りの方は一度ご相談ください。

トップページはこちら(京都でホームページ制作・管理ならウェビデザイン)

ブログ&制作実績カテゴリー
制作実績アーカイブ
Menu

SEO内部対策について

ウェビデザインでは以下の内容を制作段階で行います。ただし、順位を保証するものではありません。※本格的なSEO対策は継続的な施策が必要になりますので、ご希望の方はご相談ください。(別途有料プランになります)

クロール最適化

検索エンジンのクローラーがサイトを効率的に巡回できるようにする施策です。

インデックス最適化

検索エンジンがページの内容を正確に理解できるようにする施策です。

ランキング最適化

検索結果の順位を決めるアルゴリズムに有利に働くようにする施策です。

内部対策の主な施策例

1

タイトルタグとメタディスクリプションの最適化

検索結果に表示されるタイトルと説明文に、適切なキーワードを含める。

2

見出しタグ(h1~h6)の適切な使用

ページの構成をわかりやすくするために、適切な見出しタグを使用する。
3

画像のalt属性の設定

画像の内容をテキストで説明するために、alt属性を設定する。
4

内部リンクの最適化

関連するページ同士を内部リンクで繋ぎ、サイト全体の情報構造を整理する。
5

パンくずリストの設置

ユーザーが現在見ているページがサイト全体のどこに位置するのかをわかりやすくする。
6

構造化データのマークアップ

検索エンジンにページの内容をより詳細に伝えるために、構造化データを使用する。
7

モバイル端末への最適化

スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも、快適に閲覧できるようにサイトを最適化する。
8

ページ速度の最適化

ページの読み込み速度を速くするために、画像の圧縮や不要なJavaScriptの削減などを行う。