IMAPとPOPは、メールを送受信する際に使用するプロトコルです。IMAPは「Internet Message Access Protocol」の略で、POPは「Post Office Protocol」の略です。
IMAPとPOPの主な違いは、メールの扱い方です。IMAPは、メールをサーバーに残したまま、端末側で閲覧や管理することができます。一方、POPは、メールを端末側にダウンロードして、サーバから削除します。
IMAPとPOPのメリットとデメリットは、以下の通りです。それぞれのご利用環境や用途に合わせて設定する必要があります。
IMAPのメリット
- 複数の端末からメールを閲覧や管理できる。
- メールをサーバーに残しておけるので、メールを紛失するリスクが低いため、パソコンが潰れてもメールはサーバーに残っているため、違うパソコンに設定すれば同期される。
- 全ての端末で同期されるため、例えばスマホでメールを削除すれば、他の端末でも削除される。メールサーバー内のメールも削除される。
IMAPのデメリット
- IMAPではメールをサーバーに残したまま、端末で閲覧や管理するためPOPに比べて通信量が多い。
- 端末側でメールを削除すると、サーバからも削除される。
POPのメリット
- POPではメールを端末にダウンロードして、サーバから削除する設定が一般的のため通信量が少ない。
- 端末側でメールを削除しても、サーバに残しておける。（サーバーに残す設定が必要です）
- メールサーバーから削除する設定の場合はメールサーバーの容量が常に確保できる。
POPのデメリット
- 複数の端末からメールを同期・管理ができない。
- メールを紛失するリスクが高い。（メールソフトの設定でサーバーに残す設定をしなければ一定期間でサーバーから削除される）パソコンが潰れたらサーバーに残っていない設定になっている場合は復元できない。
まとめ
一般的に、IMAPは複数の端末からメールを閲覧・管理したい場合におすすめの設定です。POPは、メールを頻繁に削除したい場合におすすめです。
ホームページにお問合せフォームを設置して利用される方が多いです。独自ドメインで受信設定をされる場合、新たにメールソフトに設定をする必要があります。わからない方は、こちらできちんと設定させていただきますので、安心してください。
