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WordPressサイトを高速化!表示速度改善の徹底ガイド

青い光の筋が放射状に広がり、その中心に光る粒子が表示されたノートパソコンのキーボードと画面がある抽象的なデジタルイメージ。高速インターネット、データ転送、サイバースペースへの没入を表現している。

WordPressサイトが重い?速度低下の犯人と今すぐできる高速化対策!

WordPressは非常に便利で多機能なCMSですが、「サイトの表示が遅い……」という悩みを抱えている方も少なくありません。ページの読み込みが遅いと、訪問者はイライラして離脱してしまい、せっかくのコンテンツも読まれないままになってしまいます。さらに、Googleも表示速度を検索ランキングの重要な要素としており、遅いサイトはSEOの観点からも不利になります。

なぜWordPressサイトは重くなりがちなのか?そして、どうすれば表示速度を劇的に改善できるのか?この記事では、WordPressサイトが遅くなる主な原因を深掘りし、今日から実践できる具体的な高速化対策を徹底解説します。

なぜあなたのWordPressサイトは遅いのか?主な原因を解明!

WordPressサイトの表示が遅くなる原因は一つではありません。複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。

レンタルサーバーの性能不足

  • WordPressは動的な処理が多いため、CPUやメモリ、ディスクI/O(読み書き速度)が十分な性能を持つサーバーが必要です。共有サーバーの場合、他のユーザーの利用状況に影響されることもあります。
  • 【犯人】コスト重視で低スペックなサーバーを選んでしまっている、またはサイトの規模に対してサーバーの性能が追いついていない。

画像の最適化不足

  • ウェブサイトで最もデータ容量を占めるのが画像です。適切なサイズに圧縮されていなかったり、ウェブに最適化されていない形式でアップロードされていたりすると、表示速度に大きな影響を与えます。
  • 【犯人】デジカメで撮った写真をそのままアップロードしている、大きな画像を縮小表示しているだけ。

テーマやプラグインの過剰な利用・品質問題

  • 多機能なテーマや、多くのプラグインを導入しすぎると、それらが多くのリソースを消費し、サイト全体の処理が遅くなります。特に、品質の低いプラグインや、競合するプラグインが複数あると、致命的な速度低下を引き起こすことがあります。
  • 【犯人】とりあえずでプラグインを入れまくっている、多機能だが複雑なテーマを選んでいる。

データベースの肥大化・最適化不足

  • WordPressは記事、コメント、設定など、あらゆるデータをデータベースに保存しています。不要なリビジョン(過去の編集履歴)、スパムコメント、削除されたコンテンツの残骸などが蓄積されると、データベースが肥大化し、データの読み込みに時間がかかります。
  • 【犯人】データベースのメンテナンスを一度もしていない。

キャッシュ機能の未利用

  • キャッシュとは、一度表示したウェブページのデータを一時的に保存しておき、次回のアクセス時にその保存されたデータを表示することで、ウェブページの生成時間を短縮する仕組みです。これがないと、アクセスがあるたびにサーバーがゼロからページを生成するため、負荷がかかります。
  • 【犯人】キャッシュプラグインを導入していない、または適切に設定できていない。

外部スクリプトの多用

  • Google Analytics、広告スクリプト、SNSボタンなど、外部サービスから読み込むスクリプトが多いと、それらの読み込みに時間がかかり、サイト全体の表示が遅延します。
  • 【犯人】多くの外部サービスを無計画に導入している。

今日からできる!WordPressサイト高速化の具体的な対策

原因を特定したら、次はその対策です。以下の項目を上から順に実践していくことで、効果的にサイトの表示速度を改善できるでしょう。

1. 高速なレンタルサーバーへの乗り換え(根本改善)

最も根本的な改善策は、『高品質で高速なレンタルサーバーを選ぶこと』です。特にWordPressに最適化された高速サーバーを選ぶことで、大きなパフォーマンス向上を見込めます。

  • チェックポイント
    • PHPの最新バージョン(PHP 8.0以上)に対応しているか。
    • SSD搭載サーバーか。
    • HTTP/2またはHTTP/3 (QUIC) に対応しているか。
    • CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)を提供しているか(次項目で解説)。
    • WordPress専用の高速化機能が提供されているか。

2. 画像の最適化(容量削減の重要性)

ウェブサイトの重さの約半分は画像が原因と言われるほど、画像の最適化は重要です。

  • 具体的な対策
    • 【ファイル形式の選択】JPEG(写真)、PNG(透過画像)、WebP(次世代画像フォーマット)を適切に使い分ける。WebPはファイルサイズを大幅に削減できるため、積極的に導入を検討しましょう。
    • 【画像サイズの調整】表示するサイズに合わせて画像をリサイズする。大きな画像をCSSで縮小表示するだけでは意味がありません。
    • 【画像圧縮ツールの利用】TinyPNGやImageOptimなどのオンラインツール、またはWordPressプラグイン(例: Imagify, EWWW Image Optimizer)を使って、画質を保ちつつファイルサイズを圧縮しましょう。
    • 【遅延読み込み(Lazy Load)の導入】ページスクロール時に画像が表示される直前で読み込むように設定することで、初期表示速度を向上させます。WordPress 5.5以降は標準機能として導入されていますが、専用プラグインでさらに細かく設定可能です。

3. キャッシュプラグインの導入と設定(表示速度の劇的改善)

WordPressサイト高速化の定番中の定番がキャッシュプラグインです。これにより、毎回ページを生成する手間が省け、劇的に表示速度が向上します。

  • おすすめプラグイン
    • 【WP Super Cache】初心者にも扱いやすく、無料。
    • 【WP Fastest Cache】設定がシンプルで分かりやすい。無料版でも十分な機能。
    • 【LiteSpeed Cache】LiteSpeedウェブサーバーを使用している場合に絶大な効果を発揮。
    • 【WP Rocket】有料だが、総合的な高速化機能と簡単な設定で非常に人気。
  • 設定のポイント
    • 【ページキャッシュの有効化】これが最も重要です。
    • 【HTML/CSS/JavaScriptの圧縮(Minify)】ファイルサイズを小さくします。
    • 【CSS/JavaScriptの結合(Combine)】リクエスト数を減らします。
    • 【Gzip圧縮】サーバーとブラウザ間のデータ転送量を減らします。

4. テーマとプラグインの見直し(シンプル・高品質を重視)

サイトを重くする根本原因となることがあります。

  • 【テーマの選定】高機能すぎず、シンプルで軽量なテーマを選びましょう。SEOに強く、カスタマイズ性も高いテーマ(例: Cocoon, Astra, GeneratePressなど)がおすすめです。
  • 【不要なプラグインの削除】使っていないプラグインは、有効化していなくても削除しましょう。データベースの肥大化やセキュリティリスクの原因になります。
  • 【プラグインの精査】機能が重複しているプラグインはないか、品質の低いプラグインを使っていないか確認し、必要最小限に抑えましょう。

5. データベースの最適化(裏側のメンテナンス)

蓄積された不要なデータを削除し、データベースの効率を高めます。

  • 【対策プラグイン】WP-Optimize::データベースの最適化、不要なリビジョンの削除、スパムコメントのクリーンアップなどが一括でできます。
  • 【定期的な実行】月に一度など、定期的にデータベースの最適化を行いましょう。

6. CDN (コンテンツデリバリーネットワーク) の利用

CDNは、世界中に分散配置されたサーバーから、ユーザーに最も近いサーバーのキャッシュデータを配信することで、サイトの表示速度を高速化するサービスです。画像やCSS、JavaScriptなど、静的ファイルの配信に特に効果的です。

  • 【おすすめサービス】
    • Cloudflare:無料プランから利用でき、セキュリティ機能も充実しています。
    • レンタルサーバーが提供するCDNサービス。

7. PHPのバージョンアップ

WordPressはPHPというプログラミング言語で動いています。PHPのバージョンを最新のもの(PHP 8.0以上)にすることで、処理速度が大幅に向上します。

  • 【確認と実行】レンタルサーバーの管理画面からPHPのバージョンを確認し、可能な限り最新の安定版に切り替えましょう。ただし、プラグインやテーマとの互換性も確認が必要です。

まとめ:高速化は「継続的な努力」と「適切なツール」で実現する

WordPressのパフォーマンス改善とスピードアップを示すグラフィック

WordPressサイトの高速化は、一度設定すれば終わりではありません。コンテンツの追加、プラグインの導入、テーマの更新など、サイトの状況は常に変化するため、定期的なチェックと最適化が重要です。

今回ご紹介した対策は、それぞれ独立しているようで、実は密接に関連しています。サーバーの性能、画像の最適化、キャッシュの利用、そしてコードの最適化……これらの要素を総合的に改善することで、あなたのWordPressサイトは驚くほど快適に、そしてSEOにも強いサイトへと生まれ変わるでしょう。

ぜひ、今日から一つずつでも対策を実践し、訪問者にも検索エンジンにも愛される高速なWordPressサイトを目指しましょう!

当社では、上記の内容も制作の段階で行なっています。もちろん継続的なメンテナンスも管理の中で行なっていますので、安心してお任せください。

参考ページ:SEO内部対策の詳細はこちら

本格的なSEO対策について

※データに基づいてのSEOの見直しや修正など継続的にSEOを行いたい方は本格的なSEO対策をご検討ください。また、サイトの規模や対策キーワードによって変わりますので個別で対応させていただいております。ご興味のある方はご相談ください。(別途有料プランになります)

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SEO内部対策について

ウェビデザインでは以下の内容を制作段階で行います。ただし、順位を保証するものではありません。※継続的なSEO対策をご希望の方は本格的なSEO対策をご検討ください。別途有料プランになりますので、詳細を打ち合わせ後、お見積りいたします。

内部対策の主な施策例

1

キーワード選定とコンテンツ最適化

各ページに適切なキーワードを設定。(対策キーワード1種類)ユーザーのニーズに応えるコンテンツを作成します。

2

タイトルタグとメタディスクリプションの最適化

キーワードを含め、内容を正確に表すようなタイトルを設定します。検索結果のスニペットに表示される説明文。ページ内容を簡潔かつ魅力的に説明し、ユーザーのクリックを促すように記述。

3

見出しタグ(h1~h6)の適切な使用

ページの構成をわかりやすくするために、適切な見出しタグを使用する。h1タグはページ内で一つのみ使用し、ページの主要なテーマを表すようにします。

4

画像のalt属性の設定

画像の内容を説明するテキストを設定します。検索エンジンが画像を理解する手助けとなり、画像検索からの流入や、画像が表示されない場合の代替情報として機能します。

5

内部リンクの最適化

サイト内の関連するページ同士をリンクで繋ぎ、ユーザーの回遊性を高めます。リンク先のページ内容を具体的に示すアンカーテキストを使用。

6

パンくずリストの設置

ユーザーが現在見ているページがサイト全体のどこに位置するのかをわかりやすくする。

7

構造化データのマークアップ

検索エンジンにコンテンツの意味をより正確に伝えるためのマークアップです。特定の情報に適用することで、リッチスニペットとして検索結果に表示される可能性があり、クリック率向上に繋がります。

8

モバイルフレンドリーへの最適化

スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも、快適に閲覧できるようにサイトを最適化する。Googleはモバイルフレンドリーなサイトを高く評価。

9

ページの読み込み速度の最適化

画像の圧縮、JavaScriptやCSSの最適化、ブラウザキャッシュの活用などにより、ページの読み込み速度を最適化。

10

XMLサイトマップの作成と送信

サイト内のすべてのページを検索エンジンに伝えるためのファイルです。Google Search Consoleなどを通じて送信することで、クロールを促進。